スンチョル ページ1
今日は……今日はスンチョルオッパとデートだったのに
ーLINEー
Sc｢そろそろ時間だけど？｣
｢ゴメン今日無理。｣
Sc｢は？どうしたの？｣
｢なんでもない。ゴメン｣
Sc｢ちょっと｣
応答なし
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
オッパには悪いけど恥ずかしくて言えないしきっと分かってもらえない……
少し、寝よう………
ピンポーン
んん…30分くらい寝れたかな？
宅配なんて頼んだっけ？
｢はいー今出ますー……｣
たどたどしい足つきでドアを開けると
｢えっ｣
そこには息を切らしたスンチョルオッパの姿が
Sc｢おいどういうことだよ。｣
あっ、怒っ…
Sc｢なにがあったの。｣
｢いや、なんでもないよ。ちょっと体調悪くて……｣
Sc｢お前は…そういうの言ってくれないとわかんないから。熱でもあんのか？｣
｢いや、そういうわけじゃ……っ｣
下腹部痛が突然来てうずくまってしまう。
Sc｢ちょっ。…力抜け｣
何かと思った瞬間。
ふわりと自身の体が浮いた。
Sc｢女の部屋に勝手に入るの、悪いと思うけどさ。これ不可抗力な。｣
スンチョルオッパにお姫様抱っこされてるって気がついたのはリビングについた頃で
｢えっちょっオッパっ｣
Sc｢お前今日どうしたの。｣
｢えっと。お腹痛くて…？｣
Sc｢ほんとにそれだけ？｣
どうしよう。言ったらバカにされないかな。
わかってもらえなかったら…。
Sc｢ベッドでいいな。｣
私のことを横にして自分はベッドに腰をかける。
私は布団を被り小さい声で
｢女の子の日で…｣
Sc｢はっ？｣
そんなに痛いもの？とかわかってもらえなかったらどうしよう……
Sc｢それって辛いんでしょ？大丈夫か？そういうのはちゃんと言え。こういうデートも、悪くないだろ？｣
そう言いながら私の頭を撫でてくれるスンチョルオッパは微笑んでいて不思議とすごく安心できた。
｢ありがと……オッパ｣
Sc｢そういうの、わかってあげたいし。Aのこと……大事にしたいから。｣
オッパからなかなかそんなこと言われないから、お腹の痛みなんて吹っ飛んでガバッと起きてしまう。
｢あっ、いたたた｣
Sc｢ばか！って、顔赤いしwww｣
ゆっくり寝てな。ここにいるから。と手を握ってくれるオッパの横顔を見ながら眠りにつく。
幸せだな……
Sc｢おやすみA。サランヘヨ｣
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作者名：りん | 作成日時：2017年12月15日 23時
