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貴方side


甲板にいた男たちが可愛い子に向かって何か言っている。おそらく私が先程言われたようなことを言っているんだろう。


A『あーヤダヤダ。いい大人が子供になんか言ってるわ』



そんなことを言っていると、いつの間にかその可愛い男の子が私の頭上に居た。




A『え…はっええええ?!』




男の子「すっごい嵐が来るよー!!!鳥たちがそう言ってる!!」




A「あ、嵐……?」




どうやら下にいる船長に向かって言ってるらしい。てか君鳥と話せるんか……ラナ○みたいだね。





男の子「おねーさん!」


A『わっ!びっくりした…』


男の子「脅かしてごめんね、それよりももうすぐでかい嵐が来るから船の中に入った方がいいよ!」

A『あっうん、わかった!』

男の子「あと……さっきはありがとね!俺あの人たちに言われたこと気にしてないから大丈夫だよ!」


そう言うと男の子はすばやく下に降りて船員の人達と嵐に向けての準備を手伝っている。
ていうかさっきの聞こえてたんだ…。


A『よーしっ!私も手伝うか!』


どうにかして嵐を乗り越えなきゃ試験会場にすら到着出来ないかもしれない。それだとここまで来た意味が無い。



船の中に入ると、先程甲板に居た男の人たちのほとんどが横になって項垂れている。きっと船酔いでもしたんだう。


A『さっきあんなこと言ったから罰が当たったんじゃ…』


全員がダウンしている、と思ったが、


サングラス「かー!すっぺぇリンゴだなぁ」


この人甲板で見なかったけど、船酔いの影響は全くないみたい。あと、あの男の子も薬草を周りの人達に分けている。



A『ねぇねぇ君』


男の子「あっさっきのおねーさん!名前言ってなかったね、俺はゴン!よろしく!」


A『(いい子だなぁ…)私はA!よろしく!』







??「……A?Aなのか……?!」








A『え?…………えっ……クラ、ピカ?!』

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未月 - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月2日 6時) (レス) id: 2a27e87c15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rin121 | 作成日時:2021年2月13日 23時

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