るろうに剣心もう一つの伝説《瀬田宗次郎編》《京都大火編》《伝説の最後編》 (ページ9)

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弐什参ページ9

宗次郎、遅いなぁ…

私の汚れた着物を洗って、干した後、ふと宗次郎を思い出した。

何してるんだろう？
覗きに行こうかな？

いや…でも、覗くのはまずいか。←

外から呼んでみよ。

「宗次郎ー…」

返事がない。

なんだろう…
倒れてたりしたら嫌だな…

ちょっとだけなら…大丈夫…！←

そーっと襖を開けてみる。

「宗次郎…いつまでかかってるの？」

覗いてみると。
…ん？

「んんーー……」

寝返りを打って眠っている宗次郎が！←

寝ちゃったんだ笑
早起きしたもんね！

あ、そうだ！
風邪引いちゃう！

何か掛けるもの…布団！

押入れに入っている布団…は、不気味だから使いたくないな。

だけど、それなら何を使おう？

あ、そう言えば、私が髪の毛を拭いた手ぬぐいなら…だめだ。

さすがに髪を拭いた手ぬぐいを掛けるわけにはいかない。

それなら、早く洗濯物を乾かさなきゃ！

うちわで洗濯物をパタパタと仰いで、どれくらい経っただろうか…

手がめちゃくちゃ疲れたけど、なんとか乾かすことが出来た。

今日は日が照っていて風もそれなりに強いから乾きやすかったのもあるけど。

薫に貰った白い着物を宗次郎にかける。

「ん……ありがと…う…」

寝ぼけながら、宗次郎が喋った。

初めて…敬語じゃなくなった…！！←

すごく嬉しいんだけど！

「いいよ…おやすみ。」

それにしても、宗次郎は寝てるし…何をしようかな？

町に行って今日の晩御飯の材料とか、生活用品でも買ってこようかな。

うん、そうしよう！

「行ってきまーす…」

宗次郎を起こさないように、静かに出て行った私は、この後痛い目にあいます☆←