るろうに剣心もう一つの伝説《瀬田宗次郎編》《京都大火編》《伝説の最後編》 (ページ7)

今日:28 hit、昨日:10 hit、合計:185,103 hit

弐什壱ページ7

うーーわーーーおーーーー☆←

今私が手に入れたのは、宗次郎の着物でございます！！！！←

興奮せずにはいられなi((

…よし、行こう。
私は意を決して自分の着物を脱ぎ、お風呂に入る。

髪も洗って、顔も洗って、体も洗って。

綺麗になったところで、湯船へ入った。

そしてもう一度自分にお湯をかけ、お風呂場を出た。

「…遂に…この時が………」

すっごい緊張する…
だって、好きな人の着物を着るんだよ！?

てか、私なんかが来ていいのかな？

ど…どうしよう……

外をそっと覗いても、まだ誰もいない。

つまり、宗次郎は帰ってきていない。

「はぁ…しょうがない…よね？」

思い切って宗次郎の着物の袖に手を通す。

「でかいぞこれ。」←

予想以上に大きい着物。
やっぱり男の人だなぁ…

ぶかぶかの着物を着て帯を結び、袴を身につける。

腰に刀を差して、お風呂場を後にした。

「ふぅー……ちょっと髪の毛乾かすか。」

独り言を呟き、手ぬぐいで髪を拭く。

今思ったけど、この着物は宗次郎の匂いがする。

もうこれ…手放したくない。←

結構時間がかかったけど、髪をそれなりに乾かすことができた。

それでも宗次郎が帰ってこない。

なんか心配だなぁ…

ま、大丈夫だよね！
魚焼こっと。

うちわでパタパタしながら魚を焼き上げた。

すると、向こうの方で見覚えのある人影が見えた。

「…宗次郎！おかえり！」

宗次郎、やっと帰っきた！

「ただいま帰りました。はいこれ、貴方の着替えですから。」

着物は青かった。
前の私が来ていたような…藍色といった方がいいかもしれない。

そんな事より、もう着替えなくちゃいけないんだ…

宗次郎の匂いとも、これでお別れだね…

「…うん、分かった。着替えてくるね…」

お風呂場に再び戻ろうとした時、宗次郎が私の腕を掴んだ。

「…な、何？」

「もう少しくらいなら…貸してあげてもいいですよ。」

うわあああああああ‼︎‼︎‼︎！！
今…今、もう少し着てもいいって！

言ったよね！？

「ありがとう！そ、それじゃあもう少し着てようかな？」

宗次郎が微笑んで、私の腕を離す。

私たちはそのまま朝ごはんを食べた。