るろうに剣心もう一つの伝説《瀬田宗次郎編》《京都大火編》《伝説の最後編》 (ページ22)

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☆リクエスト☆ ページ22

それはまだ、私が男装していない時のこと。

ちゃんと女物の着物を着て、綺麗な簪つけて、そして友達との待ち合わせ場所に全力で走っていた。←

「ちょ…やばいよね……」

本当にやばい。
まさか待ち合わせ時間に起きるなんて。

怒られながら支度したから、正直ちょっとイライラしてるし。

そりゃあ私が悪いのは分かってるけどさ…

「あと少し…！」

ってところで、思いっきり男の人とぶつかった。

「うわっ…ご、ごめんなさい！」

「あ、ちょっと、これ落ちましたよ。」

「え！？ありがとうございま……うわあああ！！！！」

ななななな…なんなの！？
この人が話しかけてる人、私じゃない！

「しっ…失礼しました！！」

そう言って私はまた走り出した。

そのままの勢いで友達に全力で謝り、遊んで、そのまま帰った。

はぁ…疲れたなぁ。

夕暮れをとぼとぼと歩いていると、ぶつかった男の人が前から歩いてくる。

…うわぁ…気まずいなぁ。

軽く目を逸らして何事もなかったかのように通り過ぎようとしたその時。

「あ…あの時の(笑)」

話しかけてきたお♡←

ーーーっていう私の昔話を、宗次郎に話した。

「あの時の人って、宗次郎だよね？ふと思い出してさ笑」

「え？僕は覚えてないですけどね。」

なんだよ…釣れないね。←

部屋でお茶を飲みながら思い出話をしていた私たちは…っていうか、共通の思い出なんてほとんどないけど。笑

そうことなので、感情が戻った宗次郎の表情はコロコロ変わって面白い。

その表情を楽しみながら、会話を続けていた。

「そんな事より、Aが綺麗な着物を着ているところを見てみたいですね。」

「あ…？え、あ、うん…そう？笑」

突然そんなこと言うから、動揺して変な受け答えをしてしまった。

「…まぁでも、《ピーーーー》してしまえば関係ないんですけどね。笑」←

あはは…は？

え…え？え？何言ってんのこの人？←

こんなこと言う人だったっけ？
いや、違うよね…確実に、キャラ変わってるわ笑

「くっ…あっははは！」