元練習部屋 ページ14
G side
you「車とめられるかな?」
G「んーどうだろ」
だんだんと近づく事務所
you「わっやばそう!」
G「うわっ!なになに今日なんかあるの?!」
今日に限って
なんだか
いろいろなペンちゃんが
出待ちみたい
駐車場へ向かおうと入るが
人が多くて
you「ガユン、私、人ひかない自信ない笑」
G「なんで、警備員こないの?」
you「会長に電話して!」
ヌナから携帯が飛んできた
そのまま通話をすると
会「よぼせよ?」
G「ガユンです
あの車入れられないくらいペンが
警備さん増やしてくださーい!」
会「おお、そうか今連絡するから」
G「整備してくれるって!」
you「おっけー
にしても、すごい数だね」
G「ね、どうしたのかね」
すると警備さんが
ペン達を整備してくれて
やっと車をとめることができた
ダテメを
サングラスに変えて
それぞれ扉を開けた
「「「きゃぁー!!!!」」」
大きな歓声とともに
光るフラッシュ
刻まれるフラッシュ音
「ダルオッパ!!!これ!!!」
「オンニっ!これ作ったんです!!!」
あっという間に
両手はソンムルでいっぱいになりつつ
やっと事務所にたどり着いた
中に入ると
誰だか知らない人ばかりで
3年の月日を感じた
you「あの、KAISERです」
受付の人に
話しかけるヌナの横で
僕はとりあえず立ってるだけ笑
案内されて8階へ
スタスタと歩く
ヌナが通ると
皆が足をとめる
その後ろを歩く僕の優越感は
僕だけのもの
ふわりと香る香水
軽やかになびく髪
後ろからそっと指を絡めると
you「なーに?」
その指をヌナの細い指が絡めとった
G「かまってくれないから…」
素直に答えると
ふふっ
軽く笑って
指をつながれた
中指だけ絡められて
そのまま歩くヌナ
練習生が増えてきて
なんだか挨拶してくるけど
僕らになのか曖昧すぎて
まぁ僕らへなんだろうけど
よく知らない先輩なのにね笑
そんなこともあって
きっとジユンヌナもそう感じて
一切挨拶は返すことはせず
オーラだけ放ってきた笑
______
案内された部屋は
僕らの元練習部屋だった
きっと今は違うグループの部屋だろう
はぁ、ここまで来ちゃったな〜
正直帰りたいけど
そうはいかないと訴えるヌナの目で
覚悟を決めた
コンコンっ!
you「失礼します、KAISERです」
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作者名:リン | 作成日時:2015年3月14日 23時