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アヤネの決意 ページ3

お昼ご飯を食べ終えるとアヤネが食器を片付けながら
「そういえばレイ、さっき私たちの仕事を手伝いたいって言ってたけど本当?」
と聞いた。レイは一瞬キョトン、とした顔になって、それからすぐ
「うん!本当だよ!何で?」
と聞いた。アヤネは
「(この子がいつも思っていることを我慢してくれているのは知ってるわ。それに、私たちの前では凄い笑顔で元気で振る舞ってくれているのに私たちは何もできていない…。何かできることはないかしら?)うーんとね、レイがお母さんたちの仕事を手伝いたいって言ってくれて嬉しかったから、それで本当かなー?って気になって。」
レイはぱぁっと笑顔になって
「お母さんが喜んでくれて嬉しい!」
と言った。

それからしばらくして、夜になり、診療所を閉じると、アヤネとレンがレイに向かって
「ただいま!」
と満面の笑みで言った。レイもそれに答えるように
「おかえり!」
と無邪気に笑って言った。
夕飯を食べ終え、午後の9時くらいにレイは
「おとーさん、おかーさん、おやすみー。」
と言って寝室に入っていった。

それを見届けるとアヤネはレンと向かい合って座った。
「レンさん、私ね、エイセツシティの診療所に行こうと思うの。」
レンは一瞬何を言われたかわからない様子だったが、直ぐに理解をすると
「本当にいくのか?」
とアヤネに聞いた。
「えぇ。もしよろしければレンさんにもついてきてほしいのだけれど…。ここのこともあるし…。」
アヤネは目を伏せながら言った。レンはしばらく考えていたが小さく「よし。」と呟くと
「アヤネは昔からそういう思い付いたら行動するタイプだったもんな。俺はお前のそういうところに惹かれたし…。」
と頬を赤らめながら言った。
「ってことは…!レンさんついてきてくれるんですか!?」
アヤネは驚いたように目を見開きレンに聞いた。
「あぁ。この事は明日の朝レイに伝えるぞ。さ、明日も仕事なんだ。もう寝よう。」
そういい椅子から立ちレンは寝室へ向かった。

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蝶理(プロフ) - (=゚ω゚=)にゃあさん» ある程度書いてから報告しようかな、と思いまして…。わざわざすみません…(´・ω・`) (2020年2月19日 18時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
(=゚ω゚=)にゃあ - ちょうちょ様、これは念のためアミ様に報告しなければいけないのではないでしょうか? (2020年2月19日 15時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝶理 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月11日 19時

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