綺麗事 ページ9
凪side
�犹笋慮沈�なんだから”
私がそういうと、氷翠は驚いた様に私を見た。
「お前・・・馬鹿じゃないのか？」
『なんでだよ』
何故いきなり自分の個性から罵倒されなければならない。
「じゃあ聞くが、お前は食事が必要ない身体だとする。そして目の前に苺ケーキがある。お前はそれを食うか？」
『食うに決まってるだろ』
「そういう事だ」
『そういう事なのか？』
こいつの食費が結構あるから、食べるのを止めてくれると助かるんだが。というか・・・。
『お前、やっと喋ったな』
「他の奴に聞かれたら色々と面倒だろ？」
『ああ。私は、あいつらと関わる心算は全くないからな』
「・・・そうか」
ぽんぽんと食べ物をカゴに入れながら会話する。氷翠は相変わらず私の頭の上だ。
『これ位でいいか。帰るぞ、氷翠』
「ああ」
氷翠は、私の頭をぺちっと叩いた。
―――
――
―
『お、重い・・・』
私はレジ袋を床にどさっと置いた。氷翠は私の頭から降り、「早く来い」と言った。てめえ・・。
取り敢えず買ってきたものを冷蔵庫に入れる。今日の晩御飯は、カレーライスだ。
『いただきます』
手を合わせ、カレーを食べる。美味い。
テレビで、プロヒーローのインタビューが流れていた。
「ヒーロー活動をしている時、いつも志していることは何でしょう？」
「そうですね・・・私は困っている人を助けたいと思ってヒーローになりました。なので、この町で困っている人をなくしたい」
テレビを消した。あんな綺麗事、もう１秒だって聞きたくない。
静寂が、辺りを包み込んだ。
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白夜の世界 - にあさん» いえ！！いや、更新はします！！ですが何分、時間が取れないモノで……基本的に此方の作品は更新がゆっくりというか何というか……原作も持っていないので……でも、更新はしますから！はい！！ (2019年6月16日 16時) (
レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 面白いです。もうこちらの作品は更新なされないのですか？(´・ω・｀) (2019年6月16日 14時) (レス) id: 177fcaa1ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界 | 作成日時：2019年2月16日 15時
