デジャヴ ページ22
凪side
イヤホンから流れてくる��命に嫌われている��のリズムに、私の意識は
この歌は好きだ。自分の命に、正直になっている。
昨日ずぶ濡れになったせいで、私は寝不足だ。音楽プラス寝不足のダブルパンチで、体力ゲージは今にも底を尽きそうな勢いだ。
廊下をフラフラと歩く。誰かにぶつかった。顔を上げる。
…なんだ、相澤せんせじゃないか。そのまま無視しようとすると、肩を掴まれる。デジャヴかよ。
「おいお前、俺の傘どこやった」
…やっべ。忘れてた。
『あ、あーね。それはね、ちょっと色々ありまし 「放課後。職員室な？」 …いえっさー…』
、
クソ教師め。
内心で毒づきながら、教室のドアを開ける。
一瞬だけ私に視線が集まったが、すぐにおしゃべりが聞こえてきた。
うんうん、いい無視っぷりじゃないか。
さて、これでゆっくりと――-
「おい」
…デジャヴ２回目ー。
話しかけてきたのは、昨日の不良。おしゃべりの声が少し小さくなり、他の生徒がこちらを気にしているのがわかる。
何なんだよ話しかけないでくれよ…。
「俺の傘、どうしてくれる」
…ん？
『…え、えっとぉ…そ、それはどういう…』
「テメーの代わりにしてやった俺の傘。どうしてくれるッつってんだ」
『…え？』
ん、え、は？
『え、いや…だってそれ―――お、お前の善意で、やったん、だよね？』
「は？んな訳ねーだろうが」
はいいいいいいい!?
いや、ちょっと待ってくれ、開いた口が塞がらないんだが。
『え、っと…そ、それで私にどうしろと…？』
「は？奢れや」
『奢る訳ねーだろうがあああああ!!!!』
「ああ゛？」
『な、何で奢らなきゃならないんですか…？』
くっそう自分のチキンっぷりが恨めしい！
「チッ、じゃあ今日放課後待ってろ」
『なんっで私が、』
「文句あんのか？」
『ない、です…』
誰かこいつに天罰を!!!!
、
「おい、君」
『てめぇつまんねぇ用だったらぶん殴るぞ…！』
今度の客は眼鏡かよ⁉
何なんだ、そこまでして私を寝させたく無いのか⁉
「あ、いや、すぐ終わる。君に少し確認したい事があるだけだ」
『…チッ、さっさと言え』
「学級委員長を選ぶ時、俺に投票してくれたのは君か？」
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白夜の世界 - にあさん» いえ！！いや、更新はします！！ですが何分、時間が取れないモノで……基本的に此方の作品は更新がゆっくりというか何というか……原作も持っていないので……でも、更新はしますから！はい！！ (2019年6月16日 16時) (
レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 面白いです。もうこちらの作品は更新なされないのですか？(´・ω・｀) (2019年6月16日 14時) (レス) id: 177fcaa1ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界 | 作成日時：2019年2月16日 15時
