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辰哉side
「では、ご依頼はお電話の通り人探しってことで大丈夫ですか？」
「ええ。12歳の息子を探してほしくて。」
あの電話の後、依頼人の人を事務所に招く。直接話を聞くのは俺と亮平が担当。照だとちょっと怖いからね。
事務所では泣きながら話す母親の話を聞き、ついでに調査に必要そうな情報も聞き出す。引き受けることを伝えて、母親を家に返せばここからが俺たちのメインの仕事。
俺と亮平は今聞いた話をメモってみんなのいるリビングへ。
「色々聞いてきたよ、んじゃまず内容から。依頼は人探しってことで、探してほしいのは12歳の少年で名前は向坂優人くん。これでサキサカね。父親は代々の会社経営らしく、彼も後を継ぐために塾に行ったり習い事をしていたりと中々忙しい日々を送ってたみたいだね。
今日の朝も塾に行ったらしいんだけど、塾から来てないって連絡が来て、ここに電話したって。」
照「警察は？」
「両親はすぐにでも警察に連絡したかったらしいんだけど、会社の会長でもある優人くんの祖父に止められたんだってさ。
部屋から貯金箱とか財布とか、洋服とかなくなってるらしくて家出の可能性が高いみたいだし、警察沙汰は避けたいんだな。」
翔「ふーん。まぁ、酷い話っつたら酷い話だな。」
「そうだね。でも両親は本当に反省してるみたい。父親は祖父の反対を押し切ってでも警察に連絡しようとしてるみたいだし、母親もずっと自分を責めて泣いてた。だから取り敢えず見つけてあげないと。」
涼「それもそうだね。」
「ってなわけで、手がかりになりそうなことなんだけど、父親の弟、彼にとっては叔父さんに当たる人がキーマンかなって感じ。父親とその弟は歳が離れてて、優人くんとのほうが歳が近い。だから一人っ子の優人くんには兄みたいな存在だったみたい。」
大「へぇー、今その叔父さんは？」
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raimu(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2022年4月10日 13時) (
レス) id: 6a2b5c72bf (このIDを非表示/違反報告)
Yu(プロフ) - すいません。深澤さんの下の名前が違います。正しくは、辰哉です。 (2022年4月10日 12時) (レス) id: 95c85d3453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raimu | 作成日時：2022年4月9日 0時
