仕事終わりに ページ4
照side
辰「ねぇー、ちゃんと荷物整理してるかなぁ？」
銃をしまい、仕事を終えたビルを後にしながら車に向かう。
さっきまで銃を構えたいた人と同一人物とは思えないような声を出し、そう聞く辰哉は引っ越しの荷物整理の途中で彼らを置いて仕事に出てきたことを気にしているようだった。
「さすがに翔太も涼太もいるし、ちょっとは進んでるでしょ。」
辰「いや、翔太が問題でしょ。出てくる時ぐちゃぐちゃだったよ？どうせ大介と康二が『これ懐かしー！』とかいって昔のゲーム出してラウとかみんな呼んで遊び始めて、早くリビングとか事務所とか綺麗にしたい翔太がキレるみたいな流れになってる可能性ない？」
「ある。てか前の引越しの時そうだった気がするわ。」
辰「でしょ？？？やだなー、喧嘩で新築に傷付けないで欲しいなーー。」
辰哉の話を聞いているうちに過去のことが段々と思い出されてくる。引越しに限らず、片付けとなるとみんなが遊んで翔太が怒って喧嘩になるって言うらパターンを何度も見たことがある気がした。
中々に若い時(子供ともいえるが)から家族のように一緒に暮らし続けているからか、周りの相手に遠慮がないし、喧嘩も男兄弟の家庭並みに激しい。物が壊れることや家に傷がつくことも珍しくなかった。
「まぁ、流石に新築だしそんなことしないっしょ。片付いてるかはわかんねぇけど。」
あー、心配だなーとブツブツ言いながら辰哉は荷物を積み、クルマに乗り込む。もちろん運転は俺。
約1時間の運転の後、やっとこさ新居の我が家に着く。
自分の家ながら中々カッコいい家で、思わずテンションも上がる。
「めちゃめちゃいい家じゃない？」
辰「俺も今おんなじこと言おうと思ってた。」
だよな、と笑い合って住居スペースにつながる扉を開ける。
そこにいたのは俺たちが家を出た時と全く同じ量の段ボールの山に囲まれながら、ボードゲームに熱中する7人だった。
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raimu(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2022年4月10日 13時) (
レス) id: 6a2b5c72bf (このIDを非表示/違反報告)
Yu(プロフ) - すいません。深澤さんの下の名前が違います。正しくは、辰哉です。 (2022年4月10日 12時) (レス) id: 95c85d3453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raimu | 作成日時：2022年4月9日 0時
