素直じゃない君 part2

40.前へ進みたいから ページ10

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−Aside−

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―私は凛に家に送られてから、夕食を1人で済ませ、お風呂も済ませてリビングに座っていた。

あ「シンガーソングライターになれよ…か。」

私は凛に初めて自分の曲を聴いてもらった時の事を思い出していた。

あの時は、すごく嬉しかった。

初めて私の歌を聴いてくれて…褒めてくれた。

私は、自己満足で歌を作っていたけど、凛はそんなんじゃ勿体無いって言ってくれた。

歌も上手いんだからシンガーソングライターになれ…そう言われた時は本当に嬉しかった。

私は、凛のその言葉を信じてずっと今まで駅のところで歌っていた。

凛に向けて、凛への気持ちを歌っていた。

いつか...彼に直接その気持ちを伝えたい。

そう思っても、なかなか勇気が出ずにいた。

でも...今はまだ気持ちを伝える時じゃない。

私はそう思っていた。

あ「…前に進まなくちゃ。」

私はテーブルの上に置いてあったノートパソコンを開けると、気になることを検索して調べた。

あ「…あった。」

たくさんある…

私が調べたのは、オーディションの情報。

いろんな場所でオーディションが開催されてるんだ…

あ「あ、これいいかも…」

私が見つけたオーディション、有名な事務所のオーディションで、まずは書類審査からスタートするものだった。

その応募の仕方は名前と年齢、住所を打ち込み写真を添付し、送信するだけでOKという簡単な物だった。

あ「…先生には相談してないけど…そう簡単には進めないと思うし、試しに送っておこう。」

私は名前と年齢、住所を打ち込むと自分の写真を添付し、すぐに送信ボタンを押した。

パソコンの画面が、送信完了の画面に切り替わった。

あ「これでよし…」

ダメかもしれないけど…小さなことから始めてみよう。

私は凛との思い出を思い出してそう思った。

前へ、進みたいから…


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凛と主人公ちゃん、同じタイミングで昔のことを思い出してたんですねー...青春青春w


あまり発展してない気がする…頑張ります(;_;)

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