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『ふわぁ。』
うらたさんと志麻さんはあの後、センラさんを連れて、寝てしまったから、私もその後、お風呂に入って、自室で寝た。
少し体を伸ばして、ベッドから降りる。
ベッド脇に置いてあるスマホの電源を入れて、時間を確認する。
『8時半か…日用品を買うなら午前中のうちに済ませるか。』
自室を出て、4人が寝ている部屋の扉を開ける。
全員、よく寝てる。
ってか、普通の人間じゃん。昨夜の人外はなんだった。
1番近くで寝ている志麻さんを揺する。
『志麻さーん。起きてください。』
し「うーん。」
志麻さんの目が開いてた。
起きたか?
すると、志麻さんは突然私の部屋着を掴んだ。
し「ごめん…なさい。
もう…痛いのは……やだ。
...はぁっ...はぁっ。カハッ…ハッ…。」
『志麻さん!?』
志麻さんが過呼吸を起こし始めた。
起こしたのが悪かったか。
多分、前は“起こされる=実験する”ってことだったんだろう。
色々、聞きたいがまず志麻さんを何とかするか。
『志麻さん、これから志麻さんの背中を叩くのでそれに合わせて息を吐いて下さい。
吐くことだけに集中してください。』
トントンと、志麻さんの背中を叩く。
し「はっ…………はっ…………」
『大丈夫。ゆっくり…』
体感で1分ぐらい経ったぐらいで、志麻さんの呼吸が安定した。
『大丈夫か?』
し「大丈夫…迷惑かけた。」
『迷惑じゃない。あとの3人起こすの手伝って。』
し「わかった。」
志麻さんと協力して、3人を優しく起こした。
坂田さんは、まだちゃんと目が覚めてないみたいで、うらたさんに半分支えられて歩いている。
4人をリビングの机の周りに座らせて、私はキッチンに行く。
5人分の朝食作るなら、フレンチトーストでいいか。
適当に作って、リビングのテーブルの机の上に置く。
「『いただきます。』」
相変わらず、4人はがつがつ食べる。
さ「なぁ!これなんて言うん?」
『フレンチトースト。』
さ「フレンチトーストって言うんか!美味い!」
『今日、10時ぐらいに日用品を買いに行こうと思うんだけど、大丈夫か?』
せ「わかった。でも、服…」
『私はセンラさん達とあまり身長が変わらないので、私の貸す。』
う「悪い。助かる。」
『別に…』
ほぼ同時に、朝食を食べ終える。
『「ごちそうさまでした。」』
う「俺、皿洗いする。」
『ありがとうございます。』
皿洗いはうらたさんに任せて、私は自室から4人に貸すための服を取りに行った。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年2月28日 15時) (レス) @page23 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 竜胆さん» 毎回毎回喜びまくってます////((は? (2020年11月1日 20時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 乃々夏さん» 喜んでもらえたなら嬉しいです(≧▽≦) (2020年11月1日 15時) (レス) id: 0e1550091e (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 坂田さんが可愛すぎる件について。 (2020年11月1日 12時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - いろみず@夢見月*小夜セコム隊さん» おおっ!?いろちゃんもこの神作品を拝みにきてたんだね() (2020年10月30日 6時) (レス) id: 6b7b145b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竜胆・アイシャルト x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=5ee9fa7f2a7bd06bef7dcb77652f9a37...
作成日時:2020年9月29日 23時