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ベニマルの好きな物 ページ23

「あぁ、もう帰ってきていたのか」

扉を開けて入ってきたのはベニマルだ

『お疲れ様 遅かったね』

「任務自体は早々に終わったんだがな
ついでに街の者に伝言を伝えてきていた」

そう言いながらシュークリーム···もといシュークリムルを1つ手に取って食べている

「お久しぶりです ベニマル殿」

「数刻前もお会いしましたが、ご挨拶出来ず申し訳ございません」

セシルやルカ、シルクがベニマルに挨拶をしている時、イヴはオロオロ、アラスカは果物を食べている

イヴはともかくアラスカは政治的活動に参加してはいけないタイプだな

「どうも、あの時は本当にゴブタが失礼したな」

ゴブタが勘違いでセシル達の昼ご飯を食べた事だ

「いえいえ、このバカが一食位でゴブタ殿に手を出したのが悪いんですよ」

シルクが笑いながらアラスカの頭を小突く

その行為がアラスカの癪に触ったようだ

「いってぇな!!何しやがる!!」

少し笑いながらベニマルはリンゴに手を伸ばした

「お兄様!」

いつの間に入ってきていたのか

シュナがペチッとリンゴへと伸ばされていたベニマルの手の甲を叩く

「シュナ···」

侍大将のベニマルでも、妹には頭が上がらないようだ

「···意外ですね
ベニマル殿は甘味などあまり口にしないと思っていたのですが」

見た目からして、辛いものが好きそうだと思ったのだろうか

『ベニマルはかなりの甘党だよ
果物からスイーツまで結構好きでしょ?』

私が笑いかけると、ベニマルは頭を少し掻きながら笑った

「すいーつ?」

『シュークリムルみたいなお菓子の事』

ほほぉと言いながらイヴは2つ目のシュークリムルを頬張る

「···そうだ 幹部を含めた街の者達は広場に集合との事だ それを言いに来たのにな」

ベニマルはそれを伝えに来たのか

『分かった 今行くよ』

「私達も御一緒します」

「何か出来ることがあるならお手伝いしますよ」

ベニマルの後を、セシル達が続く

部屋に残ったのは私1人になった

そうなると同時に、ジャンヌが私の中から出てきた

「やっと静かになったな」

『そうだね』

ジャンヌは出てくるなり最後に残ったシュークリムルを口の中に放り込んだ

此奴···さてはコレが目当てだったな?

『それじゃ、私達も行こっか』

「そうだな」

ジャンヌはまた私の中に戻る

マジでシュークリムルを食べたかっただけかよ この野郎

今度野菜も食べさせないとね

神への祈り→←シュークリーム?



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作品ジャンル:アニメ
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千尾(プロフ) - 最初から読みたいんですけどどこに行けばいいでしょうか? (2021年3月18日 3時) (レス) id: 0b1187e4b4 (このIDを非表示/違反報告)
セイ - ありがとうございます!ものすごく励みになるコメントめちゃくちゃ嬉しいです! (2020年2月8日 1時) (レス) id: bc72cc58ab (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 - 頑張ってください!楽しく読ませてもらってます、応援してます。 (2020年2月5日 0時) (レス) id: 779fc880ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セイ | 作成日時:2020年1月26日 2時

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