2話 ページ4
かごめSide
1996年(現代)
私は日暮かごめ 普通の中学3年生
「四魂の玉？」
じい「うむ…これさえあれば家内安全商売繁盛」
「これ…売ろうっての？じいちゃん」
「このビー玉を」
「売れそうと思う…？」
「ね…ブヨ(撫でながら)」
じい「聞きなさいかごめ」
じい「四魂の玉の由来は………」
「それよりじいちゃん」
「明日何の日か覚えてる？」
じい「ふっかわいい孫の誕生日忘れるわけがなかろう」
「わぁっプレゼント!!」
じい「1日早いけどな…」
じい「ハッピーバースデーかごめ」
「わ!ありがとう!!」
じい「幸福を呼ぶ河童の手のミイラだ」
じい「そもそも由来は………」
「おたべブヨ(渡しながら)」
じい「あっこら!これ勿体ないっ」
私の家はとっても古い神社で
じいちゃんとママと弟の四人暮らし
じい「そもそも漬物の由来は………」
「氏子さんから貰ったんでしょ!」
樹齢五百年の御神木だの
いわくありげな隠し井戸だの
いちいち由来があるらしいけど……
「いってきまーす」
じいちゃんから何度か聞かされ…忘れてしまう
どうして忘れるのかってことすら考えたことなかった
15歳日なった今日までは
「あれ?そうた」
そ「姉ちゃん…」
「祠で遊んじゃだめでしょ〜」
そ「だってブヨが」
「隠し井戸の中に入っちゃったの？」
ｷﾞｼｯ
そ「ブヨ〜〜〜〜〜」
そ「下にいると思うんだけど……」
「降りれば」
そ「だってここ………なんか気持ち悪いじゃん」
「なーに怖がってんの…男のくせに」
ｶﾘｶﾘ
そ「！？な…なんかいるぅぅっ…」
ﾊﾞｯ
「だから猫でしょ」
ｶﾘｶﾘ
「ったく…」
ｷﾞｯ………
「ん？」
「(昔………………井戸の中から……？)」
「(まさかね………)」
にー
「きゃっ」
そ「あ〜〜〜〜〜ビックリした大きい声出すなよ…」
「あんたね…」
そ「！？」
ｽﾞｯ…………
そ「ね…………ねえちゃん……………!!」
「!!!!!」
ｸﾞｯ………ﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷｯ
「なっ！？」
そ「ねえちゃん！？(井戸に入る)あれ…？(でもかごめはいなかった)」
変な感じに区切れちゃった
次の話をお楽しみに!おつりむ!!
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作者名：莉夢ちゃん | 作成日時：2024年3月26日 0時
