夢見る背中*3

---92 ページ5

.



次の日の予定、私には分からんからマネージャーさんに連絡を入れた。
午後からで臣さんと共に連れて行ってくれる事になった。




健にぃを見ればベッドにダイブでぶっ倒れてる。




「健にーぃ。」



健「……。」


「健にぃ〜。」



お返事、出来ませんか。









「仲直りの時間、作ってくれてありがと。」



健「…………………気にすんな。」



「え？」



健「………。」






…恥ずかしがりですか。///









.









.









.








臣『は？そんなに来ないの？』



「はい。学校行かないと駄目なんで。」






埼玉の後から、全然事務所に行ってない。
学期末と言う事もあり実技より筆記の時間が増えている。
インターン先で勉強させてもらっているのは実技な訳で、この時期は学校に缶詰。


1月には国試があるから余計机とお友達で。








臣『いつまで？』


「早くて名古屋です。北海道はなんとしてでも行きます！！」



臣『…まじかよ〜。』


「何か不備でもありました？」



臣『…俺当分弁当要らない』



「そんなワガママ言われても…。w」





電話越しに、項垂れる臣さんが目に浮かぶ。





「……臣さん、頑張って下さい。
私も早く行けるよう、頑張ってお勉強してきますから。」




臣『復帰の日、あれ作って。コーンスープ。』



「あぁ、いいですね！
暖まりますね♡約束です。」




臣『ん。じゃあ休憩終わるから。』



「お時間とらせてすみません。じゃあ。」





電話を切って、ため息1つ。
今日も折り返し。もう少し頑張らないと。




友「あー、Aちゃんやっと来た！！ここ分かんないんだけどわかるー？」



「んー、どれ？」







.

---93 side kenjiro→←---91

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す