夢見る背中*3

---112 side tosaka ページ25

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臣「いずみさーん！」





事務所に着いて、まず最初に顔を出したのは厨房。
Aの風邪の治り具合を報告する為。






い「おはよう！今日お弁当？」




臣「うん！それとー、A。
大分快調だから後2.3日かかんないと思う。
冷蔵庫もいずみさんのタッパで一杯だからぁー
…え、もう100均寄ってきたの？」




い「…だってー。いると思うじゃん？」








昨日の仕事終わりに100均で買い足したらしい。









臣「流石にこんな持って帰れねぇぞ。」




い「もう今日は作りませーん！プーン！」





臣「ちょ(笑)拗ねないで(笑)」





い「登坂広臣、メインなーし！」




臣「ひっど！！！関係ないじゃん！！
職権乱用すんなよ！
哲也さんにチクるからな！」





い「何言ってんの？哲也は私の味方よ？」






ふふん♪と鼻を鳴らしながら
段ボールいっぱいの果物を抱えて。








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その日の俺の弁当には、
果物しか埋まってなかった。









臣「俺いずみさん怖い。」




隆「は？」








隆二の弁当箱でキラキラ輝く唐揚げが欲しい。



肉、羨ましい。







隆「あ！！俺の唐揚げとんな！」





臣「お願い！苺と交換して！」




隆「やだよ！いずみさんに頭下げて来いよ！」







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