candy magic

take 45 ページ47

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すぐに泣きそうになる私を、私より先に察知する剛典君の洞察力は感服する





「…いつも、ありがとう。」



岩「んーん。」



「あったかいね、ここ。」



岩「今度ピクニックランチする時は俺のお弁当も作ってね？」



「じゃあ事前に予定合わせよっか」




二人で笑ってお昼を食べた。


その後コンビニに寄りたかったから剛典君とバイバイして、会社に戻った。




受付の楓ちゃんが戻ってたから、もう藤井も戻ってるかな？



リップとファンデだけでも直そうと思い、経理課のある5階のトイレへ




行く、つもりだった───。









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臣「A。」




「………あ、え、おかえり？


えっと、久しぶり。」






まさか、デジャヴ。






経理課のフロアの前で待ち伏せ。




臣「ただいま」





この上ない優しい笑顔で返事をくれる広臣君に抱きつきたいけど、


駄目だ。

ここは会社だ。







臣「昨日行けなくてごめん」



「…うん、」



臣「後一週間くらい、忙しいから時間作れない。


…来週金曜日行くから、待ってて。」




「豆ご飯、作って待ってる！」



臣「俺筍ご飯がいいんだけど」



「…知ってる♡(笑)」




臣「あと唐揚げな」



「はいっ！」



臣「ん。(笑)


じゃあな。」






右手で頭をポンポンしてくれて、8階へ戻って行った。







責めたい気持ちもあったけど、広臣君の笑顔を見たら全部ぶっ飛んじゃって、

私も辛い顔ばっかりしてちゃ駄目だなって。


冗談も言わないと。









ほんのちょっとだけ、




充電出来た、かな♡






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