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岩「──ここ。」
連れてこられたのは、7階の一室だった。
部屋の中は割と整頓されていて、最低限の物しか置かれていなかった。
ふわりと、部屋全体からする剛典君の匂い。
「剛典君、綺麗好きなんだねー」
岩「あー、すぐ汚すから最低限しかおいてないだけ。
仕事の資料とか持ち込んでる書斎部屋とかやばいよ?(笑)」
「えー?こんなに綺麗なのに。
…あれ、お米の炊けた匂いがする……?」
岩「あ、気付いた?外回り終わって時間あったから予約してったんだー。」
カポッと炊飯器を開け、ん〜いい匂い♡って言いながらしゃもじで混ぜる。
えっと…、ついていけないよ?
岩「今日は俺の手作りディナー、ね♪
オムライス作るから待ってて。」
冷蔵庫を開け、どんだけ私用に外回りを使っていたのかと思うくらい物が出てくる。
サラダボウル、刻んだ野菜、鶏肉、溶いた卵。
流石に、スープは作る余裕はなかったようで
市販のコンソメスープが出ていた。
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「凄いね剛典君!全部!美味しかった!!!」
慣れた手つきでチキンライス、ふわふわ卵を作っていき、
目の前にコトン、と置かれたオムライスはお店さながらの出来栄えで。
味も美味しくて、この人に出来ないことはないんじゃないか?と思わせるほど。
「剛典君って、料理も出来ちゃうんだね」
岩「これだけ。
ホテルの厨房で働いてる奴に教えてもらったから。」
ふわりと笑う剛典君の笑顔は
いつもボーッと見つめてしまう。
惹き込まれるように。
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りみ(プロフ) - 初めまして!そうなんです。全くもう、何処に甘々置いてきたんでしょうか?きっと柏木に奪われました☆テヘペロ← 2に進んで頂けるの嬉しいです\(^o^)/ (2015年10月17日 18時) (レス) id: 22627e930e (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - うん、ドロドロだね。柏木ムカつくね。最低だね。て、読み始めたらはまっております、はじめまして。あゆです。2に進みまーす! (2015年10月17日 16時) (レス) id: 7f78f03745 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - maikoさん» 柏木ムカツキますよねーっ( `-´ ) (2015年10月12日 18時) (レス) id: 22627e930e (このIDを非表示/違反報告)
maiko(プロフ) - 柏木ムカつくっー! (2015年10月12日 17時) (レス) id: 7398d9c457 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - そらさん» えへへー!別れちゃいましたー!(笑)臣様泣いちゃってまーすヽ(;▽;)ノ (2015年10月11日 10時) (レス) id: 22627e930e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りみ | 作成日時:2015年9月16日 23時