candy magic

take 22 ページ24

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トイレに向かう前、更衣室へと戻った。


締め日は化粧直しなんてしてる時間が勿体無くて、持ち歩かない。
おかげで今日はロッカーにポーチを置いたままだ。









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A「ねー、どうだったの？昨日のデート！」


マ「やだ！デートなんかじゃないよ〜！」


B「えー！あたし見掛けたよ？マドカと登坂さんが腕組んで歩いてるとこ！

まじ超お似合いなの！」


マ「え〜…///
もぅ、登坂さんに怒られちゃう！」


A「またまた〜！(笑)
経理のあの人より似合ってるし！」

B「いつ別れんだろね？」


A「ほんとだよ！(笑)」








頭を、鈍器で殴られたのかと思った。

更衣室から漏れてくる、総務の子達の声。
ってゆうか、マドンナ派閥。







マドンナちゃんの方が可愛い事は分かってる。

私と広臣君が似合ってないのも分かってる。



でもお願い。






こんな時に聞きたくなかった。




逃げるように、トイレへ走った。




はずだった。









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岩「どこ行くの！待って！


何泣いてんの…。」






後ろから、抱きしめられ

気付けば、甘い香りと
昨日聞いた、優しい声───。





何で、今……。




神様のいじわる。

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