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わなわなと震える私を余所目に飄々と副社長室へと入室して行く。
私はと言えば、何とか社長室から出れたけど
扉の前から動けずにいた。
「A…大丈夫?」
「あほな。」
「あほな?」
「璃ちゃん、どうする?A壊れちゃってる」
「そっとしときましょうね。」
「律子さん…、社長の第一秘書のままですよ」
「あー、結局Aになったのね」
特に気にすることもなく、PCに向かったままの律子さん。
きっと社長がどちらを付けるか、悩んでいたのだろう。
「律子さん!じ、自信がないです!変わってよー!!!」
「はい、秘書課です。
あー…、畏まりました。川本がすぐに向かいます。
璃ちゃーん、3階行ってきてー。
芦原、いい加減仕事に戻りなさーい?」
「……………」
最早私の声なんて聞く気なし。
「副社長とミーティングしてきまーす…」
「さっさと行きなさーい」
今日ほど律子さんが冷たいと
思った日はない。(泣)
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「失礼します」
ノックして副社長室に入る。
直人さんは、PCのセッティングから始めていた。
「本日から、秘書としてお世話になります。」
人「はーい」
「直人さん」
人「こら。
仕事中は副社長と、呼びなさい」
「…申し訳ございません」
口笛を吹きながら、起動するまで
自前のウェーブで掃除を始めた。
私、暇なとき掃除してたんだけどな。
埃溜ってたのかな?
「副社長の、正式なお披露目式が明後日あります。
今日と明日は今のところスケジュールも空いております。
如何なさいますか?」
人「んー…じゃあ、今日はこのままAと話をしようか?」
ここへおいでと、接待用のソファに二人で座った。
「…交流会ですか?」
人「うん」
「い、一体どんな…?」
「社長キラー。なんでしょ?」
「違います」
人「第二秘書って誰?」
「私です…」
人「やっぱりAが社長キラーなんじゃん。
海越えても有名だよ?」
よ、喜べないよ…!!!
人「いつまでも社長キラーなんて、言われたくないでしょ?
俺も結婚したくないんだよ。
これは、俺とお前の契約。
守ってやるから、契約しろ」
そっと耳打ちする直人さんに、ドキッとする
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りみ(プロフ) - コウさん» 初めまして(^^)璃で、「るり」と読みますよー!HappinessのVOCALの子イメージして書いてます。色っぽくて歌が上手な子です(^^) (2019年2月22日 7時) (レス) id: 9bc97295a3 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - はじめまして!僕と私の契約恋愛楽しく読ませて頂いてます。急にですみません、質問なんですが主人公の後輩の璃ちゃんって居ますが何て読めば良いか分からず…教えて貰えると嬉しいです。失礼しました。 (2019年2月20日 18時) (レス) id: 904810f55f (このIDを非表示/違反報告)
璃沙(プロフ) - 見てみたいけど意外とツンな気もw 玲於くん可愛いなあ(*´ー`*) (2017年2月16日 14時) (レス) id: 2d381a38de (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - アンさん» アルバム買うし、ハイローLIVEは悩んでます(´;ω;`)去年とか、毎月なにかとLDHに貢いでた気がするから、今年はもう少々引き締めないとー(´;ω;`)遂にサンジとルフィヽ(=´▽`=)ノ読もうかなー、ちゃんと← (2017年2月16日 8時) (レス) id: 9bc97295a3 (このIDを非表示/違反報告)
アン(プロフ) - アルバムなぁ〜〜( ;∀;)ジャンジャカ過ぎて、お財布の紐締めなきゃやわ〜〜(>_<)……今週のジャンプは、サンジと、ルフィやで〜〜(´∀`) (2017年2月15日 7時) (レス) id: cfebccfbf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りみ | 作成日時:2016年12月2日 17時