タイムトラベル【Tatsuya.F】 (ページ26)

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阿「…お話に熱中になってるとこ悪いけど、そろそろ着くよ？」

阿部ちゃんの掛け声を聞いた瞬間俺とラウールくんはハッと前をみた。

ラ「そうでしたそうでした、、話に夢中になりすぎちゃいましたね先生！」

『…そうだな、ごめんごめん阿部ちゃん！今行く！』

緩めな坂道を俺とラウールくんは颯爽と駆け上がった。

ラ「ふぅ～！やっと着いた、、ってか亮平さん早すぎますよ！もっとペース落としてくれてもいいのに…」

阿「いやいや、2人が話にのめり込んでたのが悪いんだからね？(笑)」

むぅ～、とラウールくんは可愛らしく口を尖らす。

規格外の身長といい、大人びた顔立ちをしてるから忘れかけてたけど…意外と子供っぽい一面もあるんだなって実感。

阿「ほらほらそうこう話してる間に…着きましたよ」

阿部ちゃんの合図と同時に前を向く…

『……っここは！！っ、』

ラ「、河川敷？」

俺の心底驚いた顔に阿部ちゃんはふにゃりと笑った。

阿「そんなに驚くとは思わなかったけど(笑)とりあえずここに来れば信じてくれるかなって」

『…なんでここの存在を、』

阿「…ふっかには話してなかったんだけどさ、ほんとは俺とAちゃん知り合いだったの、、だから
ここの場所のこと、Aちゃんにも聞いててさ…」

「…ここから、目黒の工場 2人で見たことあるんでしょ？」