スーツでしっかり決めていく ページ5
有馬貴将｢Aは？｣
四方蓮示｢暇だから捜査官を煽りに行くと。なにか閃きそうな気がするって理由で、普通危ない真似をするか？｣
有馬貴将｢そっか。タケも一緒だから、一応大丈夫だとは思うけど......｣
二月某日、ピエロによるCCGへの襲撃が連日続く頃。
｢郡、動きがよくなったね。｣
宇井郡｢敵と戯言を話す暇はないッ！！｣
｢おっと。私もこの期間、貴将に鍛えてもらってね。もはや病ごときに倒れる女ではなくなったのだよ。兄から聞いたんだけど、近々本格的なピエロの襲撃があるんだって？｣
宇井郡｢......！｣
｢組織じゃなく私独自の情報だからご安心を。君たちのお守り、手伝ってあげるよ。｣
宇井郡｢手伝われる義理は......｣
｢その代わりなんだけど、旧多二福の素性捜査。やってくれない？どうやら我が家と何かしらの関係があるらしいのよ。郡ならきっとやれるって！だって郡はすごいじゃん！｣
私は郡にある調査を任せた。調査結果は今回の仕事が終わる頃に知らせてくれると思う。もちろん、待ち合わせ時間や場所は私が決めることにした。
自分勝手な話だけどね。郡には常に私に渡す書類を持つように言ってある。
旧多二福｢昔の話ですか？｣
宇井郡｢ああ。なんかこう......誰かに引き取られるとか、なかったか？｣
旧多二福｢(分かりやす〜！)そういえば昔、どっかの一般家庭に僕を預けようって話がありましたね。その家庭も喰種に惨殺されて、話がパーになりましたけど。｣
宇井郡｢それだ！｣
旧多二福｢へっ？｣
いったい、どんな結果が帰ってくるのやら。
｢......タバコも吸い終わったことだし、もう一回やろう！｣
伊丙士皇｢えーっ！体力限界！｣
｢先輩のリハビリに付き合えよ〜！｣
有馬貴将｢やれやれ。それじゃ、俺も特訓に付き合うよ。体鈍ってきたし。｣
｢お前が混ざったら別の意味で死人が出る、却下。｣
金木研｢僕がなんとかしますよ。皆でやりましょーう！｣
｢おー！｣
......この感じがとても懐かしい。
どんな立場だろうと、気を付けていれば前みたいに話すことはできるんだなぁって。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琲世 | 作成日時：2022年12月15日 13時
