プロローグ ページ1
とある小さな国
活気づき、人々の誇りであったこの国は、
1000年前、魔女が現れてから4つの領土へと別れてしまった。
それから1000年、、、
――――１月。
アメシストの旗を掲げる領土。
領主の邸宅で黒髪の子供が産声を上げた。
母はその子供に、父母２人の名を乗せ、
《レイ》と名付けた。
――――３月。
カイヤナイトの旗を掲げる領土。
領主の邸宅で白銀の髪の子供が産声を上げた。
父はその子供に、今は亡き友人の名を乗せ、
《ノーマン》と名付けた。
――――４月。
セレスタイトの旗を掲げる領土。
領主の邸宅で空色のメッシュの入った白い髪の子供が産声を上げた。
その邸宅の宮廷魔術師はその子供に、今は亡き妹の名を乗せ、
《A》と名付けた。
――――8月。
スペサルティンの旗を掲げる領土。
領主の邸宅でオレンジ色の髪の子供が産声を上げた。
その両親の友人はその子供に、
《エマ》と名付けた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
「貴方様は、この国に、一つの予言があることを、ご存知かな、、、？
一つ、紹介しようかのぅ、、、」
【太陽と月並び、
花に降り注ぐ恵みの雨ありしとき、
4人の者あらん。
其の者、国に希望を与え、
闇を晴らすであろう。】
私は首をかしげる。
「お爺ちゃん、全然わかんないよ〜」
「そうか、じゃがきっと、分かるときが来るのじゃろうな、、、」
私、アリスが、あの方に拾われる前、、、
まだ4歳の時のことでした、、、
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作者名：リリィ72194 | 作成日時：2022年3月23日 11時
