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和也「あのさ…」
雅紀「Aーっ！帰るよ！あ、今日翔ちゃんも一緒だから！」
A「あ、うん。…じゃあアヤちゃんも？
・・・え、ごめん…なに？二宮くん」
和也「さいなら」
A「え…」
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さっき、なにか言いかけたよね？
私の幻聴…じゃないよ
ちゃんと、聞こえたもん
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A「…二宮くん同じ方向だし一緒に帰ろうよ」
和也「や、いい。」
雅紀「ニノ方向一緒じゃなぃじゃ、…・・うﾞっ、いﾞって」
和也「おまえちょっと黙れや」
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雅紀の足を蹴った二宮くんが
それから、振り向きもせずに廊下に消えていった。
え？・・・方向、一緒だよね？
…だっていつも、私の家まで来てくれたし
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A「二宮くんて、どこに住んでるの？」
雅紀「Aんちからだと30分ぐらいかな」
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…30、分？
30分も、あんな寒い中歩いて帰ってたの？
・・事実を知ったその瞬間、泣きたくなった
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雅紀「つか帰ろーよ早く！」
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ゆら
| 作成日時：2013年3月5日 19時
