お礼 ページ1
なんだかんだ文をいただいてから数日経った。とっくに武田領を離れており、佐助さんと別れて久しい。
え?久秀さんに会わないで何してんのかって?
……
迷子だよ!!!
俺って方向音痴なのか…そうだよな…うぅ
『誰(も居ない所に)…一人(きり)……か』
悲しくって、涙がほろり……何故、こうも俺は一人になりやすいんだ…
涙を拭い、目を開くと、いつか見た筋骨隆々のお方が。
「………」
『久し振り(……ですね?)』
「…」
筋肉忍者さんに一応挨拶し、手を差し出す。
あれ、でも握手の文化って日本にないよね?
あーどうしよう、絶対「こいつ、何急に手出してみてんだ?」って思われてるよーいつ引っ込めよう…恥ずかしいな、この空振り……
そんなことを考えていると、手を引かれた。どうやら俺の羞恥を察し、更には気を遣ってくださったようだ……優しい…喋ってくれないけど。
大人しく着いていくと、何やらお城に辿り着いた。てか辺りもう真っ暗だな。
『(もしかして)久秀(さん)はここに(いらっしゃる)…?』
「……」
筋肉忍者さんは頷き、そのまま進めとばかりに手を離した。
いや、待てよ。
『一緒に来てくれ(ませんか?流石に一人で城に突っ込む勇気はない)』
筋肉忍者さんは首を振り、わたわたとしだす。どうした、何だなんだと俺も焦り、とりあえず歩みを止めた。
暫く無言で二人困っていると、またも筋骨隆々な男が三人、現れた。
「一人減ったら一人足す…それで三好三人衆」
「二人減ったら二人足す…それで三好三人衆」
「三人減ったら…それで終わりだ」
え、なに、こわっ
ちょ、やめろ、来んな。おいおいおいおい仮面の下も無表情だろ絶対、怖い怖い怖い…
じりじり近付くな!!怖すぎて動けないんだよ、こっちは!!!
『……減ったものは還らない(?)』
とりあえずそれだけ突っ込んでおくね!!
だって、プッ○ンプリンだって、三個入ってるけど、一個減ったら戻らないもんね!!!ただのゴミになるからね!!
俺は恐怖の余り、現実から逃亡してしまった。プッチンプ○ンが一つ…プッ○ンプリンが二つ……
「いやはや、愉快愉快。まさか三好まで手懐けるとは」
『久秀(さん、いらっしゃったの!?)』
めちゃくちゃ高笑いしてくる久秀さん。見てたなら助けてくださいよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐渡の音(プロフ) - 和美さん» コメント、ありがとうございます。すぐに通知が来て確認したら、投稿したての頃から応援いただいている方だと気付きました。長らくお待たせしました、これからもよろしくお願いします(返信遅れました💦) (2022年8月3日 19時) (
レス) id: e24c88a25e (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 更新ありがとうございます...！とても嬉しいです！ (2022年8月3日 12時) (レス) @page10 id: 7b66cd4388 (このIDを非表示/違反報告)
小説ワンコ(プロフ) - とても面白いです！更新待ってます！ (2019年6月9日 14時) (レス) id: 14f0588910 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - とても貴方の書く小説が好きです！更新楽しみに待っています。 (2018年7月28日 19時) (レス) id: d5d342c2be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐渡の音 | 作成日時：2018年1月14日 9時
