愛を問う(R.Abe) (ページ43)

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あなたside.

阿部「仕事頑張ってる姿にずっと惹かれてた。お互い残業で大変だけど、Aさんも頑張ってるんだから、しっかりしなきゃって、いつもやる気をもらってた。自分も手一杯だろうに、後輩想いで優しくて、笑う顔が可愛くて、、その笑顔がこっちに向けばいいのにって思ってた。
何に笑って悲しんで怒って喜ぶのか、もっともっとAさんのこと知りたいなって思ってた。」

　なにを、言っているの…？

阿部「今日少しの間だけど、仕事以外で一緒の時間を過ごして、嘘をつけない素直な人で、でも、自分の気持ちに鈍感で、気付いてないところでたくさん無理してて、危なっかしくて、守りたいって思った。他の誰でもない俺が、Aさんの一番側にいたいなって思って。あぁ、俺好きなんだって自覚した。」

　一番、そばに…

阿部「過去のこと聞いて、さらに守りたいって気持ちが強くなった。離したくないし、離さないって。救えるのが俺でありたいって思ってる。」
　
　救い出して、くれ、る

阿部「でもどんな言葉も、経験してきたことの前では無力な気がしてる。きっと何言っても伝わらないのかなって。でも仕方のないことだと思う。それだけのことされたんだもん。俺はAさんを、こんな風にさせた人たちのこをと許さない。」

　怒ってくれてる、の？

阿部「嘘じゃない。信じてもらいたいから。だから、側に居させてくれませんか？時間かかっていいから、いつか返事を聞かせてほしい。」

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