愛を問う(R.Abe) (ページ33)

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パッと気がつくと、また違う部屋。

次は誰かの家のよう。

顔がよく見えないが、男性が近づいてくる。

”この人…、知ってる。”

？「俺の女にならない？相性いいと思うんだよねえ。いじめられて辛いでしょ？俺が慰めてあげる。」

そう言って、手が伸びてくる。

「ぃやッ。」

とっくの昔に覚悟を決めたはずなのに、咄嗟に抵抗してしまう。でも、男の力に敵わず、簡単に捕まってしまう。

？「ふぅん。そんな態度取るんだ。」

痛いほど強い力で腕を引っ張られ、ベッドに投げられる。

「…ッ！！」

衝撃で、声も出ない。

？「お前これで何度目？逆らったら後悔するって、まだわからないの？この行為そんなに好き？あ。いじめられたいとか？可愛い顔して。へぇ。まあ前評判は聞いてるしさ。なかなか良さそうじゃん？今日は楽しませてもらうよ。」

組み伏せられ、男がゼロ距離に近づいてくる気配、、久しぶりの感覚に体が強張る。

「ーーー、？ーーー」

だんだん男の姿と声が薄れていき、次第に誰か違う人が呼ぶ声がする。でも、体の感覚が鮮明でわけわからなくなる。

『………さん！？、A、さ、、Aさん！！』

次に聞こえた声は、その男ではない誰かが私を呼ぶ声だった。

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