愛を問う(R.Abe) (ページ32)

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あなたside.

ふと目を覚ますと、見覚えのある景色。
会社の一室。

あれ。ここ…？
阿部さんといたはず…？
一緒に残業して、、？？
どうしたんだっけ、

？「ね、いつ消えるの？」
？「邪魔」
？「私より成績いいなんて生意気なんだけど」
？「ちょっと調子のりすぎじゃない？」

誰もいなかったはずの部屋。
誰かが、女性たちに囲まれていた。

”この光景知ってる”

？「ね？Aさんもそう思ってるでしょ？」

そう言って、中心にいる人の前に無理やり立たされる。

　いじめろ。ってこと、
　だよね、、？
　そんなことできない、
　やだ、やりたくなぃ

？「…せっかくチャンスあげたのに。」

バシッ…ドンｯ…

突き飛ばされ、背中が壁にぶつかる。

「ぃッ…やめッ」

次々に小突かれ、叩かれて、殴られ思わず出た抵抗の言葉。

？「何？口答えするの？へーそっかそっかあ」
？「せっかくこっち側に来るチャンスあげたのに、逆らうからじゃん？」

グイｯ

？「お仕置き。してもらおっか」

「…！？ッ…！！」

髪を引っ張られ顔を持ち上げられ、渾身の平手打ちが飛んでくる。反動で壁にぶつかる。あたりどころが悪かったのか、そこで意識が飛んだ。

真っ暗闇のなか、一瞬ふわっとあったかい気持ちになった気がした。ホッとするような、安心感に包まれた。ような気がした時にはもう、意識が飛んでいた。

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