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阿部「では、飲み物もきましたし。乾杯しますか。お疲れさま。」
「お疲れ様です！」
一口飲んで、グラスを置く。
お酒を飲むこと自体久しぶりだ。
阿部「ここの料理どれも美味しそうでしょ？何にしよっかな〜？」
なんて、ウキウキでメニューをめくっていく阿部さん。可愛いなあと思う。とりあえず、注文が終われば仕事の話し。
阿部「今、どれくらい仕事抱えてるの？」
「そうですね、企業案件４件と、社内プロジェクト、採用に関わることもあるし、各部署のヘルプに回されることもあるかな。それと、後輩指導か。採用に関わっているから、後輩から顔覚えられてて、色々質問されることも多くて。」
阿部「あー、今日も聞かれてたね。」
「そうなんです。教えるのは全然構わないんですけど、自分との仕事の両立がなかなか難しくて。これに課長の無茶振りもプラスされたら、もう終わらないですね。」
苦笑いと共にお酒も進む。
阿部「すごいなあ、よくやってるよ。」
「いやいや、先輩方の方がもっと責任のある仕事してますから。私、転職組ですし、まだまだです。」
阿部「あれ？転職してきたんだっけ？ずっといるから、もう長いのかなって勝手に思ってた。」
「違いますよ？笑こう見えて、去年30超えましたから。」
阿部「ええぇ！！！？あ、やば。こぼしちゃった。」
あまりの衝撃に手元が狂ったのか、ドリンクを少しこぼした。
「大丈夫ですか！？」
阿部「てか、え？まって？？もしや俺より年上、だったりする！？俺、９３年生まれ。」
「あ。私９２年生まれです。１年差ですね。」
あ「うわぁ！まじで！！」
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作者名：紫 | 作成日時：2023年8月4日 2時
