愛を問う(R.Abe) (ページ2)

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なんだ？と思って振り返ると、

阿部「今日の仕事って急ぎだったりする？」

「いや。急ぎのものは先ほど終わらたので、あとは、締め切りまで時間があるので、今やっとけば後々楽かな。というくらいの仕事ですね。どうかしましたか？」

阿部「いや。よかったらさ。ご飯行かない？」

「ぇ。」

思わぬ言葉に阿部さんの顔見て固まる。

阿部「あ、嫌だったらごめん。彼氏いたりとかそんな情報とかも知らなくて。ただ、週末に残業なく帰れる日なんて滅多にないからさ。よかったらと思って。お疲れ様会しない？どうかな？」

　そんな、キュルキュルな目で言われたら。

「あ、えっと。行きます！全然大丈夫です。」

阿部「あ、ほんと？よかったあ。じゃあ、仕事終わったら、下のロビーに集合ね！」

「はい。」

阿部「よし、これでやる気出た！定時上がり目指して頑張ろうね！」
そう言って、なぜか私より先にデスクに戻って行った。

えーっと、これは何がなんでも仕事を終わらせなければいけないやつ、、？

「やばっ」

定時退社まであと約２時間半。冷静に考えた結果、急いでデスクに戻り、仕事の段取りをする。

いや、仕事が多いわけではないんだ。

普通にしてればちゃんと帰れるんだけど、、