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あなたside.
仕事もひと段落つき、給湯室へコーヒーを取りに行く。機械からゆっくりとコーヒーが落ちていくのを見る。古い機械のせいか、のんびりした動作にもどかしい気持ちもするけど、ぼーっとできる良い時間でもある。
阿部「おつかれ。」
「!、阿部さん、お疲れ様です。」
爽やか笑顔が眩しい。
「すみません、コーヒーもうすぐです。」
阿部「ん、大丈夫だよ。今日も忙しい?」
「んー、まあ。でも、いつもよりはマシですかね、、阿部さんは?どうですか?」
阿部「僕はねぇ、、珍しく定時に上がれそうな予感!」
よっしゃと小さくガッツポーズなんてして。
「いいですね、帰れる時は帰りましょう!」
阿部「そういう、Aさんもね?」
首を傾げて言っても、嫌味にならないのはなぜなんだ。
「あ。そう、ですね、」
そう言って、苦笑い。
こちら2人とも、常に残業組である。決して仕事ができないわけではない。頼られ、任され、私は常にキャパオーバー気味。
阿部さんはどうかわからないけど、、いや、きっとキャパオーバーなんてことはないと、思う。仕事できるもん。同じように残業しているのに、この人はなんでこんなにいつも爽やかなのか、、
こぼさないようにカップを持って、場所をあける。
阿部「ありがとー。」
「いえ、お待たせしました。」
「では、失礼し「あのさ。」
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作者名:紫 | 作成日時:2023年8月4日 2時