愛を問う(R.Abe)３ (ページ4)

今日:38 hit、昨日:38 hit、合計:45,485 hit

信じたい14 ページ4

あなたside

目黒「…足痛くないですか？」

「ぇ…？」

しばらくの沈黙の後、予想外の返答に思わず顔が上がる。

目黒「ずっと全力疾走してたから、辛くないかなって。」

「たぶん、大丈夫、です、、」

目黒「すきでやったことなんで、俺らのことは気にしなくてください。」

　…すき、で

自分の判断に自信がなくて、この「すき」の意味は…と隣でいそいそと布団を敷いている阿部さんにヘルプの目線を送る。

阿部「ん？あぁ。自分の意思で勝手にしたことだからって。こと。２人とも助けたいって思ってくれたんだよ。」

　…絶対口にしてはいけない疑問が浮かぶ。
　言ったら、また怒られる。気がする。

阿部「はぁ…。また、何で？って思ってるでしょ」

　…、何もかもお見通しのようです。

向井「なんでって、尋常じゃなかったんですもん。真っ青な顔で。いつも仕事で助けてもらってて、そのお礼ってわけではないんですけど、感謝の気持ちって言うのかな。お世話になってる人が困ってたら、そりゃ助けないとって思っちゃうよね。ね、めめ。」

「…そ、うですか。」

　助けたいと思う理由は、
　愛情、自分の意思、感謝の気持ち…
　いろんな種類があるみたい

阿部「だから。そんなこと疑問に思わないの！ありがとうでいいんだから。」

「ゎッ！！」

ぐしゃぐしゃと乱暴に頭を撫でられる。
乱れた髪をあわてて直していると、、

向井「なんかあれやな。オフのAさん。かわえぇな。ちょこちょこして、キョロキョロして、小動物みたい。なぁ？あべちゃん。」

目黒「確かに。ハムスターみたい。」

阿部「ん？そうだよ。かわいいの。

ちょっかい出しちゃだめよ？」

阿部「…俺のなんだから。」

　 …ゎ///

目黒「ぅおぉお！！！」
向井「ふうぅぅう〜！！！あべちゃんやるぅ！」

と、ぼそっと呟いた言葉に、なぜか2人が大盛り上がりして、「近所迷惑だから！」と阿部さんに怒られるのにそう時間はかからなかった。

.