愛を問う(R.Abe)３ (ページ23)

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見守り隊(別部隊).5 ページ23

あなたside.

友人「阿部さんからね。聞いてた。」

「…？」

友人「クリスマスあったこと。」

「いつ…？」

友人「Aから会いたいって連絡が来る数日前、だったかな。」

「なんか、言ってた…？」

　一方的に距離を取ってしまって
　嫌われただろうか
　失望したかな

　面倒なヒトだって思われたかな
　.
　.
　.

友人「ぁ。よからぬ心配してるでしょ。」

さらにぎゅっと強く引き寄せられ、ほっぺをつつかれる。

「…して、なぃもん」

友人「心配してたよ。助けたいのに、助けられない。不安な気持ちを受け止めることはできても、無くしてあげることができないって。どうしたら、いいんだろうって。」

「そんなこと、思ってたんだ。」

友人「うん。…おかえり、よく頑張ったね」

ほっぺを突っついていた手が頭に移動し、優しく頭を撫でられれば、途端に気持ちも落ち着いてくる。

友人「連絡くれて嬉しかった。」

「また、間違ったのはわかるけど、どうしたらいいのか、わからなくて……そばに、いてほしかった。」

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