愛を問う(R.Abe)３ (ページ22)

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見守り隊(別部隊).4 ページ22

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友人「状況はわかりました。

…まず、そんなに責めないでください。不安な気持ちを受け止めるには、精神的にも肉体的にも体力がいりますから。無理しないでください。あぁ見えて、Aにはちゃんと伝わってますから。

阿部さんがAを大きな愛情で包み込んでくれているからこそ、その状態でなんとか保てているのだと思います。

でもその分、これ以上迷惑かけたくないとか、落ちてる自分を見せないようにしなきゃって、思っているのかもしれないですね。」

阿部「…見せてくれていいのに。」

友人「誰だって好きな人の前では、可愛い自分、素敵な自分でいたいでしょう？Aも阿部さんのこと大切に思っているんです。まあ、そうは言っても、少し心を閉ざした今のAには、その態度が精一杯なんでしょうけどね。」

阿部「…」

友人「そのすれ違いは、お互いに思い合ってのことだから、責めることないです。」

友人「私からも連絡とってみます。阿部さんには言えない何かを持っているのかもしれないから。」

阿部「ありがとうございます。」

友人「Aを助けようとするのが、今回は私だけじゃない。阿部さんも、そして仕事仲間の方もいるようなので心強いです。」

阿部「…強い、ですね。」

友人「昔、Aにはたくさん助けてもらったから。本人はまるで覚えていないですけど。笑」

そういって、懐かしそうに笑う。

友人「だから、その分助けるんだって、守るんだって決めてて。」

阿部「そうですか、、」

友人「きっと大丈夫です。」

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