見守り隊(別部隊).1 ページ19
友人の名前はおまかせします
______.
友人「おじゃましまーす!」
「どうぞ。」
友人「この部屋に来たの、久しぶりな気がするー。」
「そうだっけ?」
友人「うん。今日はさ、いっぱい楽しもうと思って、色々持って来たんだあ。なんせ久しぶりのお泊まりだからね!」
そう言って、カバンから次々と食料やら何やらたくさん出てくる。
「こんなに…重たくなかった?」
友人「んーん。大丈夫大丈夫。」
カバンからほっぽり出したものを、次々と机の上に並べれば、あっという間に机が物で埋まってしまった。
久しぶりに友人に会いたくなって、連絡をしたのは昨日のこと。すぐに既読がついて、お泊まり会しようとなった。お互い食べたいものを準備して、お家で女子会。
久しぶりに会えば、話も弾んで。何を話したかなんて覚えきれないけど、久しぶりに仕事関係から離れた時間で、それなりに楽しんでいた。途中でお風呂も入り、気づけば日付も変わりそうな時刻になっていた。もうこんな時間!と食べたものや散らかしたものを片付け始める。
友人「そういや。今日、阿部さんは?」
「大きな商談があって、泊まりで出張に行ってて。明日には帰ってくるって聞いてる。」
友人「そか。お邪魔しちゃったかと思った。そっかそっか。」
片付けがひと段落ついたところで、お茶を入れた。
友人にもマグカップを渡す。
友人「ありがと。」
「うん。」
友人の横に座り、色違いのマグカップに入ったお茶を一口飲んだ。
友人「……ん?どうしたの?」
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作者名:紫 | 作成日時:2023年12月30日 11時