愛を問う(R.Abe)３ (ページ17)

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見守り隊.2 ページ17

向井side.

向井「あ！Aさん！
取引先から急ぎの電話きてます！
めめッ…じゃなかった。
目黒さんのいるところです、
お願いします！！」

近寄って聞いててもなんのこっちゃ意味わからなくて、でもとりあえず距離を離さなきゃと、思いついたのがこれだった。

「？！すぐ行きます。

あの、部長。私じゃ力になれません。

すいませんｯ」

そう部長に言い残し、慌てて目黒くんのいるデスクに行けば、そこに電話は存在せず。

「あれ…」

目黒「どうしました？」

「私宛に急ぎの電話が入ってるって言われて、、知らないですか？」

目黒「電話………？

あぁ。なるほど。電話。」

「？？」

目黒「電話、切れました。
勘違いだったそうで。」

「？？勘違い？」

　…この机、電話ないけど、、
　勘違いならよかったの、かな？

目黒「わざわざ来ていただいたのに、すいません。」

「いえ、ありがとうございます。」

　部長から逃げれて助かった。
　向井くんにもお礼言わなきゃ。
　どこにいるだろう…

目黒「…任務完了」ﾎﾞｿｯ

「？？何か言いました？」

向井くんを探すためあたりを見渡していると、横から何か聞こえた気がした。

目黒「いえ、なにも。」

目を向ければ、携帯で何やらメッセージを打っていた。

　…気のせいかな？

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