2話 先輩と昼食 ページ4
購買から中庭は少し、遠いのであまり人が来ない。
「お、中庭が見えましたね。先輩、あそこのベンチで食べましょう」
「おう」
そう言えば今日、やけに口数が少ないような....?
いつもなら、もっといっぱい話すのに...
「....青木っていつも弁当?」
「そうですよ。その方が安いですし」
「ふーん...」
?どうしたんだろう。弁当が欲しかったのかな?
「先輩、良ければ明日から先輩の分の弁当も作りましょうか?」
「んー.....えっ、良いのか...?」
ボーッとしながら返事をしてたのか、先輩は驚いていた。
「はい、もちろんです」
「じゃあ、明日からよろしくな!後輩♪」
ふと見せられた笑顔に心が少しキュウっとなる。
....これは、これは....!?
「なんだと思いますか!?霧島先輩!!」
「恋かな」
放課後、悩みに悩みにまくった俺は柳先輩の友達の霧島先輩に相談をした。
「こっ、こここここ恋!?まさか!?」
「んー、でも青木くんの話を聞いてるとそう思うよ」
恋...恋かぁ....うん。
「認めたくないです。絶対に。」
「照れちゃってー!」
いや、照れてないんですけど...
...もしこれが恋なら、早く夢から覚めたい。
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