先輩、空気を読んでください！ (ページ3)

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1話　パシリの意味ページ3

「せんぱーい...俺、パシリなんですよね？」

「ああ、パシリだ」

「じゃあ、一緒に行く意味ないでしょ」

只今、俺は先輩にパシられている

.....はずだったのですが、、何故か先輩もついていくと言い出したのです。

転校してからというものは、あっという間で、友達もすっかり出来た。

.....会いたくなかった、先輩もキッチリとね...

いまだにあの件のことは、謝ってはくれないが、まぁ別に良い。

どーせ、忘れてるんだろうな。

「お、先輩！購買ですよ！何を買うんですか？」

「カレーパンとシュークリーム」

カレーパンとシュークリーム.....合わなさそう。

辛いのと甘いの....まぁ、いいか。

「買ってきますね！」

「5秒で買ってこいよ」

ハァ....これだからこの人は....

「オバちゃん、カレーパンとシュークリームを１つずつ」

「はいよー....って、Aくんじゃない！また、パシリ？」

「はい、そうなんですよー」

先輩にパシられたそのお陰で、購買のオバちゃんとも仲良くなった。

「買ってきましたよー、先輩」

「ん。じゃあ、中庭へGO」

えぇー....先輩っていつも強引なんだから....

それでも、何故かこの人をほっとけない。