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一話 ページ3
鎌兎に引き取られて数週間がたった。
時の流れは早いもので。
私は鎌兎との生活に慣れた。
「鎌兎、今日の....朝ごはんはなぁに...？」
「今日は味噌汁と鮭のムニエルです」
「鮭！？やったー！」
私は魚が大の好物。朝ご飯は必ず私の好きなものを作ってくれる。
そんな優しい鎌兎が私は大好きだ。
「あっ...ねー、鎌兎。仕事は何してるの？」
「....秘密です♪その方がカッコいいでしょ？」
でも....鎌兎は１つだけ、秘密にしていることがある。
.....鎌兎は絶対に自分が何者なのか、教えてくれない。
なんであの日＿＿＿
都合よく現れたのかさえ。
「それより、朝ご飯が出来ました。食べましょう」
「.....うん、そうだね」
家族は秘密事があった方が良い。
だけど私たちは....
【家族】、なんだろうか
続く
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作者名：天野ピンク | 作成日時：2017年9月4日 19時
