私、天使ですから。 (ページ3)

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天使とクズネズミ～作者黒崎千冬～ページ3

Aside

「A、俺きになったんスよ。Aもふわふわの雲の上で散歩したいのか。」

突然の質問その答えは勿論。

『あ？』

クズネズミの質問には答えない方が良いと師匠も言っていた。

「A、今のは良い判断だ。今度一緒に散歩しに行こうな。」

笑い転げているロウレスは置いといて師匠と楽しくメロンを頬張る。

『師匠はやっぱり天使だな。そんな天使に私はなりたい。』

「なれるさ。なんにだって。」

『私もきっとそんな天使に....厭、大天使になってみせる。』

そう言うと頭を撫でられ

「ああ。お前はきっとなれる。」

皆が天使を馬鹿にした。

皆が天使になれないと言った。

天使になれない奴ほど天使を妬む。

『ばっからしい。』

天使になりたいと思えばなれるんだ。

　
素質があればなれるんだ。

『なぜなら私は.......天使だから。』

天使の何がいけないんだ?

天使は悪魔を浄化できる唯一無二の存在。

　

そんな天使を馬鹿にするなど言語道断。

馬鹿にすんな。

私は天使から大天使に昇格できるよう、日々精進する。