行くのが怖いから ページ28
Aside
今日は、6回目の両親の命日。
毎年毎年、少しだけ憂鬱になったりする。
というのも、なんで両親が死んだのか覚えていないのだ。
いくら10歳だからと言っても流石に忘れてるのはおかしな話。
考えられることは一つだけ。
私が自分の記憶を魔術で封じたこと。
これぐらいなら簡単で、誰でも出来る。
多分、それは狂犬も関わってるってことなんスよね。
だから私はC3が嫌いになった。
でも、何回か君と夢の中で話していてぼんやりと記憶が戻ってきた気がするんだ。
「これからどこか行くんスか？」
『ロウレス』
私が身支度を整え家を出ようとすると後ろから声をかけてきた。
『丁度良かった。ロウレスとリヒたんにも来てほしいんスよ』
忙しい....かな。それとも嫌...だったスかねぇ。
「Aの望みとあらば何処へでも！ね？リヒたん」
「うるせぇ、クソネズミ。A、何処に行くんだ？」
なんだかんだ、優しいんだよなぁ。
私も何回救われたか。
そして、どれだけ大きな存在になったか。
『それじゃあ、行こう』
本当は、毎年。行くのが怖かった。
身に覚えがない両親の命日。
知らない間に置いてある花束と微かな線香の香り。
そして、孤独。
....本当は、3回目の命日から来るのが怖かった。
だから行くのを止めた。
でも、ロウレス達がそばにいてくれたら行ける気がした。
いや、仲間のおかげだ。
『これから、両親のお墓に行くんス。私にも仲間が出来たよって、強くなったよって』
「A」
それを告げた瞬間、名前を呼ばれた。
「Aは、強いっス。だからこそ、力になりたいんスよ」
頭をぽんと撫でられ私は少し照れ臭くなった。
『二人ともありがとっス』
と素直な気持ちをそのまま言の葉にしてみた。
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つばさ(プロフ) - それは良かったです! (2017年7月5日 3時) (
レス) id: 438b88ff01 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» つばささん！絵、載せられましたよ！ (2017年7月4日 23時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» そうなんです！！載せられないけど、良かったらまた、書いてください♪ うーん・・・謎、なんですよ。載せられる用になりましたら、載せますから！ (2017年7月2日 0時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ありがとうございます!…載せられない…謎ですねw (2017年7月2日 0時) (レス) id: 438b88ff01 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» すっごく可愛くて、好きな絵柄でした！すっごく載せたいのですが、URLはあっているのに、載せられません.....なんででしょう？ (2017年7月2日 0時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
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