封じ込めた昔話 ページ19
Aside
『うわぁーん...！！ひっぐ...』
その昔、差し出された優しい手は案外、温かいもので。
「あー、Aどうしたのー？パパもママもいますよー」
『....ほんとだぁ！』
よく笑ったりなんかして。
「パパとママはね、C3というところで働いているのよ。ふふっ。貴方をいつか紹介したいわ」
その昔、よくも分からずに言われた両親の仕事。
『それって大変なのー？』
「さぁーね。どうかしらー？」
少しはぐらかされたりもしたけれどそんなの全然、気にしてなくって。
「うぁ....ごめんなさい、ごめんなさい、、」
「塔間さん....なんで...」
「お前はいつもそんなんだから守れないんじゃないのか？」
10歳のとき目の前でC3に殺された両親。
私は一体、誰に憎しみを投げれば良いの。
そんなのも分からずにただそこにある何かを、呆然と見ていた。
『....ねェ、貴方は何故殺したの』
「ごめんね...俺のせいなんだ。ごめん....」
『....別に、貴方を責めているんじゃないよ。ただ....私がC3を大嫌いになるだけで』
吸血鬼も人間も何も悪くない。
ただ、C3という存在そのものが悪かっただけの話。
「どうか、俺だけを憎んで...俺を許さないで」
『分かった。私は今から、貴方を嫌いになるわ』
＿＿＿思えばこれが、狂犬との始まりだったのかもしれない。
私はこの記憶を魔術を使って封じ込め、消した。
それでも狂犬を嫌いにならなくちゃいけなくて、C3に復讐をしなきゃいけなくて....。
私は誰を憎んでいるの。
誰に復讐するの。
これは、まだ強欲組と会う前の話。
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つばさ(プロフ) - それは良かったです! (2017年7月5日 3時) (
レス) id: 438b88ff01 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» つばささん！絵、載せられましたよ！ (2017年7月4日 23時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» そうなんです！！載せられないけど、良かったらまた、書いてください♪ うーん・・・謎、なんですよ。載せられる用になりましたら、載せますから！ (2017年7月2日 0時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ありがとうございます!…載せられない…謎ですねw (2017年7月2日 0時) (レス) id: 438b88ff01 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» すっごく可愛くて、好きな絵柄でした！すっごく載せたいのですが、URLはあっているのに、載せられません.....なんででしょう？ (2017年7月2日 0時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
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