11話 昔の夢【ピンクside】 ページ13
弥「水谷さん。いい人そうだな。」
「でしょ〜☆」
私が仲良くなりたいと思った人だからね！
それにしても、水谷さん...
遅いなぁ....どこ行ったのかな？
なんか、嫌な予感がする......？
「にぃ！私、行かなきゃ！」
弥「えっ.....？お、おう！」
私は急ぎ歩きで歩く。
「水谷さんが.....好きそうなところ......」
.....屋上....,かも.....
その時少しだけ、記憶が甦った。
？「俺、屋上好きっス。暖かいし！」
「.....あはは、知ってるよ。」
私はそいつに向けて返事をする。
なんで、今更思い出すの？
もう、君はいないのに。
とりあえず、行こう。
やっと見えた屋上への扉。
「水谷さんっ！！」
私は乱暴に扉を開け、その名を呼ぶ。
そこに倒れている水谷さんがいた。
「水谷さん！大丈夫？！」
水谷さんをベンチの上に寝かせる。
私は安堵し、寝てしまった。
＿＿＿昔の、夢を見た。
屋上で夕焼けを見ながら君に言われる
？「俺、明日死ぬかもしれないっス」
「そうなの？....私と一緒だね。」
私はxxxくんに笑いかける。
私もxxxくんもいつ死ぬかわからない病気を持っていた。
そして１つ、頼まれた
？「ピンクさん。俺を殺してください。」
「.....どうして？」
xxxくんは真剣だったから、私もそれに応えた。
？「知ってるんスよ。人を食べたら、寿命が延びるってこと」
もっと、自分を大切にしてよ....
私は、君を殺して生きたくない。
？「いつか死ぬんス。だから、食べてください。」
「どうして.....？食べられたら君は人の記憶に残らなくなるんだよ....？」
君の大事な人にまで忘れられるのに？
「いいんス。だって、ピンクさんが覚えててくれるでしょう？」
「....xxxくん....好きだったよ。」
？「.....俺もっス。」
その日、君は死んだ。
その日、君は消えた。
この世界から、人の記憶から。
やっと気づいた自分の愚かさ。
私こそ哀れだ。
私こそ、世界からいらない“バケモノ”
なのに、どうして涙がでるの？
病気が治ったら、私は人になれる？
無理、か。
あの日、クラスメイトに言われたこと
「邪魔者は罰せよ。」
どうして、私は正義になれない？
神「....い！！.....おい！！おい！！」
「......あれ、なんで泣いて...」
神「....寝言を言いながら.....泣いてた....」
「.....昔、人に言われたの。」
私は言葉を紡ぎだした。
12話 邪魔者は罰せよ【ピンクside】→←10話 私の…本音…【神奈side】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妖狐ゆっちー☆ - 天野ピンクさん» 移行ありがと〜(*^▽^*)自己紹介もしときましたっ☆ (2017年7月16日 15時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 続編、出来たよー！ (2017年7月16日 13時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 天野ピンクさん» ありがと〜(*^▽^*)神奈の過去がついに判明っ！お陰で3話もやってしまった…旭とLINE…w46話ﾖﾛ(｀・ω・´)ｽｸ！と､移行…ってできる？ (2017年7月16日 11時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 全然、大丈夫だよ！むしろ助かった〜！42話、出来たよ！あと、合作の方も、参加するね！ (2017年7月15日 15時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 新しい合作作ったよ〜☆今回は探偵系☆能力付きだよ〜(｡･ω･｡)参加してもらってもいいかな？ (2017年7月15日 14時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天野ピンク,妖狐ゆっちー☆ | 作者ホームページ：http//
作成日時：2017年6月15日 17時
