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15、出会いなんて ページ20

月都side


月都「ここが、9番目の真祖が住んでいる家かー」


ほぇーとアホな声を漏らしながら思わずたちすくむ。


アパート住まいの可愛い真祖ちゃんとは聞いていたけど....まぁどうせ邪魔者にしかならないだろうな。


ま、いっかと階段を上がっていきチャイムをピンポーンと一回鳴らせた。


月都「....でない」


あれ?おかしい....嫌な予感がする


もう一回チャイムを押す。


やはり、出ない


月都「うーん、なんでかなー....」


俺が少し困り始めたとき、そのドアは開かれた。


『はいはーい。んだよ、うっせーな』


月都「えっと...寝起き...ですか?」


『....そうだけど』


やっっっべぇ!!嫌な予感てこれかよ、、


『....まぁとにかく上がってよ、C3の新人』


月都「お、お邪魔します」


正直言えば面倒だった。


この仕事も、人間を守る仕事だって


いつだって、どんな時もヘラヘラと笑って応える。


それが、大人だから。


『お前、どっかで....ああ、そうか。あの時の....』


月都「な、なんだよ」


『....なんでもないよ』


ニコッと笑いながら言う真祖は少しだけああ、うざいなと何でか思ってしまった。


出会ってしまえば別れが必ずやってくる。


想ってしまえば、いつか届かなくなる。


『何故、話さない。そういう仕事だろう。冬薔薇』


月都「な、何故俺の名前を!!」


『....それは、いや、なんでもない』


椅子に腰掛けてお前も座ればという態度で見てくるもんだからこっちも大人しく座ってしまう。


『なぁ、私は何故こんなとこにいるか、分かるか』


月都「....隠れるため、とか」


“何かから”と問われてしまえばそれでおしまいなのだけど。


意を決して言ったつもりだが相手からは、はぁーとため息が聞こえた。

16、面倒でもあり嬉しくもある→←14、初めて仕事で会ったとき



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作品ジャンル:アニメ
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天野ピンク(プロフ) - オレンジキャンディーさん» この作品を読んでくれてありがとうございます!それとこの作品を好きって言ってくれて嬉しいです!これからも更新、頑張ります! (2017年8月28日 20時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジキャンディー(プロフ) - この作品好きなので、更新楽しみにしてます! (2017年8月28日 20時) (レス) id: 60f45ae5d8 (このIDを非表示/違反報告)
天野ピンク(プロフ) - つばささん» ありがとうございます!!面白いと言ってくれたことが一番、嬉しいです!更新は、なるべく遅くならないようにするので、これからもよろしくお願いします。 (2017年7月23日 17時) (レス) id: acc5db1e87 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 返事遅れてしまってすみません!そして参加ありがとうございます!面白かったです!! (2017年7月23日 17時) (レス) id: 5e90ab7ab4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天野ピンク | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2017年6月10日 0時

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