文化祭で会ったのは.... ページ14
Aside
「来た...！ついに！！文化祭...！」
にーちゃん達は準備があるから。と地図を渡され先に行ってしまったものの、私はちゃんと迷わずにこれていた。
にーちゃん達のお店って確か、喫茶店だつたはず.....。
周りをキョロキョロ見ながら目的地に向かって歩いていく。
何もかもが新鮮。
お祭りってこんなにワイワイしてて楽しい所だったんだなと理解する。
「わー....すごい...！！！」
一人ではしゃぎながら歩いていると人にぶつかってしまった。
「あっ、スミマセン....！」
急いで謝ると上から「備えあれば多少憂いあれど問題なし....大丈夫ですよ」
何処かで聞いたことがあるような....。
「露木修平.....」
「貴方は.....C3のケルベロス...」
えっケロ....？そして何故またこの人の名前を知って....？
「ケロ....？」
「ああっと....何でもありません。貴方は今、記憶をなくしているんだとか」
「ああ、うん。そうですが....」
この人も私を知っている。
私だけが知らないのか、、。
でも確か＿＿＿＿
「今日から戦闘班に加わる人、ですか...」
「●●に拾われました。Aです....」
「俺は露木修平と言います。あの人に救われたんですか。お金を請求させられないようにしてくださいね」
「はっは！俺がAちゃんに請求するわけないじゃーん！」
記憶が一瞬入ってきたけれどすぐに忘れてしまった。
「？どうしましたか」
「.....せっかくだから、一緒にまわろう」
「....良いですよ」
モヤモヤとしたような気持ち。
でも、これだけは分かる。
私の家は真昼にーちゃん達の家なんだって。
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