少女は拾われてどうなった。 (ページ13)

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心配しただけだからページ13

真昼side

学校で文化祭の準備をして帰ってきたわけだけど....

Aが未だに帰ってきてない。

「....どこに行ったんだろう...」

「にゃー....とりあえず癒されて落ち着けって....」

「癒されねーし落ち着くか！！！」

そんな話をしているとチャイムが鳴った。

「！！Aか！？」

「おいおい....まだ決まったら訳じゃ.....」

急いでドアを開けるとそこにはAがいた。

「A！！！」

「にーちゃん....お、怒ってる....？」

そう少しだけ、ビクビクしているように見えた俺は
「怒ってないさ。心配してただけ」
と安心させる。

「良かった....」

「....ああ、そうだ。明日、文化祭があるんだ。俺は一緒には回れないけどくるか？」

家に入れて廊下を歩きながら言うと嬉しそうな声で返ってきた。

「文化祭....？！もちろん、行く！！」

「....よし！じゃあそろそろ夕食にするか」

「うん....！」

明日になったら、桜哉を見つけてみせる。

絶対に

「にーちゃん。何を考えているのかは分からないけれど....きっと大丈夫。上手く行くよ」

「....ああ、そうだな！」