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何も見てません ページ8
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重岡に別れを告げて、私は早足で神山の跡を追った。
神山は商店街を抜けて、小さい路地に入り込んだ。
私は角からその様子を眺めた。
神山の前には一人の女性…恋人とかかな?
しばらく様子を見ていると、女の人の短い悲鳴と耳を塞ぎたくなるような残虐的な音が聞こえた。
その瞬間、後ろから伸びてきた手に目を覆われた。
赤「何も見てへん。お前は今、何も見てないし聞いてもない。」
『へっ?』
いつの間にか重岡が私の後ろを付いて来ていたらしい。
重岡の手が緩んだ時に一瞬見えた光景。
神山はすぐにどこかに消えていて、先ほどまで元気そうに笑っていた女の人はもう姿を変えて横たわっていた。
赤「家…帰ろっか。」
重岡は私の手を引いて歩き出した。
私は再び、あの家に引き返すことになった。
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作者名:かまんべーる。 | 作成日時:2018年10月28日 19時