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二口君はそれから毎日送ってくれる






そして最近、また新たな悩みが出来た



二口君を好きになってしまったのだ





いや、好きだったから告白したんだけどね


でも、あの二口君の態度に恋心は冷めてしまっていた



それなのに再燃したのだ




なんとも面倒な………




やっぱり、近くにいると二口君のカッコ良さを嫌でも感じてしまうのだ



女よけ係のわたしは、二口君が女子に絡まれていたら、その場に参上しなくてはならない




その時に、二口君はわたしの好きな優しさで、わたしを彼女として扱う



本心じゃないと分かっていても、ときめいてしまう







『ホント、ズルいよ二口君………………』








「そんなに彼氏とクラス分かれたのショックなわけ?」




ひょこ、と目の前に顔が






『なっ、何してんの彩斗!』



わたしは1歩後ずさる




近すぎだっつーの




「せっかく2年になったんだ。

もっとテンション上げようぜ」



はいはい、とわたしは適当に受け流した





思い出してみれば、今日はクラス発表の日だ


朝までウキウキしていたのは覚えている



でも、今のわたしは一切喜んでいない





二口君とクラスが分かれたんだ






しかも、微妙に距離がある




わたしはC組で、彼はA組




せめてB組にしてよ………






「喜べ。


俺とお前、席隣だ」



『え、彩斗と隣!?』



なんでよ!



出席番号順でしょ?


なら隣なんてあり得ない!!




「視力の問題で、高木(たかぎ)と席代わったんだよ」




『そうなんだ………………』



彩斗の隣が嫌なわけではない



ただ、なんとなくガッカリしてしまった




「二口とどうなの?」


『女子みたいな事聞かないでよ。




……………二口君とは、別に何もないよ。


けど、また二口君の事好きなっちゃったみたいなんだよね』



「へぇー………………」



ん?


今、一瞬彩斗の顔が強張った?




彩斗をもう1度見ると、普通のいつもの顔をしていた






………気のせいかな。







「………………」

◆→←◆



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Ria - 今回のも最高でした!あのもう大好き!語彙力うぅー  なんかにろちゃんが彩斗くんが名前呼びなのに自分は名字呼びで嫉妬してるとこ想像しちゃった(笑) (2018年11月25日 1時) (レス) id: 72693a3d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラ | 作成日時:2018年9月30日 20時

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