第七話！─ジェイドside─ ページ9
◆
オセさんとフロイドを見送った後、自分はひとまず二人に声を掛けてみることにした
ジェ｢おや、貴方がたは先程泥に包み込まれていた方を助けた人ではありませんか
それに、僕達をずぶ濡れにさせた方も居ますね
これはこれは、偶然ですねぇ｣
そう声を掛ければ痩せ細った方がビクリと肩を震わせる
おや、何か変な事でも言いました？
？｢えっ、なんでオールマイトって知っ…｣
緑色の髪の毛の少年は思わず口を塞いだかのように、オールマイトと呼ばれた方の方を見ては
｢やばい｣と一言呟いた
ふふ、ちゃんと聞こえていましたよ
オ｢何で君は…私がオールマイトだって、気付いたんだい？｣
ジェ｢簡単な事です、実はオセさん…ほら、片目の隠れた者が居たでしょう？
その方の観察眼はとても鋭いので、すぐに気付いたそうです。
まぁ、僕もフロイドも何となく勘づいてはいましたし｣
不思議なことではないでしょう？と付け足せばオールマイトさんが息を飲んだ
大半はオセさんの口調からして、この方の秘密に気づいたのであろうと思った
そして緑色の髪の少年の反応が確信づいた、という訳で…
オ｢そ、そうか…。バレてしまったのであれば仕方が無い
でも一つお願いがあるんだ、私が……私の正体がオールマイトだと言う事は、黙っていて貰えないだろうか｣
黙っていなければならない程、そんなにも隠したがる事なのですね
まぁ、ここの世界だと話すような者は居ないですし
ジェ｢承知致しました、黙っておきましょう
……っと、そろそろ僕も家に向かわねばなりません。
ではまた、お会いしましょう、オールマイトさん。｣
にこり、と微笑みかければその場から立ち去ろうと家がある方向に歩き始めた
？｢あ、あの！｣
行こうとした直後、緑色の髪の少年に止められてしまう
ジェ｢どうなさいました？｣
しどろもどろになる少年は、その…だの、あの…だのと口篭る
？｢またお会いしましょうって…どう言う……｣
ああ…それはですね、とても簡単な事ですよ
ジェ｢貴方がヒーローとやらを目指しているのであれば、もしかしたらまた会えるかもしれない…という意味を含めて言いました。
ふふっ、もう宜しいでしょうか？｣
？｢あ、す、すすすす、すいませんッッ｣
いえ、大丈夫ですよ。
そう言えば、再び家のある方向へと歩き始めたのだった
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ゆきな(プロフ) - フロイド(ホークス)推しです！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月22日 1時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
レズア(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き楽しみに待ってます！頑張ってください。体調にお気をつけて!! (2020年7月12日 16時) (レス) id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
(^^) - 面白いです 続きを待ってます (2020年7月12日 15時) (レス) id: bcaa78ba53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2020年7月7日 20時
